暗渠を抜け出た渋谷川の金王橋のたもとにある「牛かつ もと村」。渋谷駅からは歩道橋を渡り、明治通りの右側の歩道を歩いてしばらく、右側に曲がって金王橋のすぐ手前。店は地下にあり、階段をぐるりと廻って店に入る。

前回は入ろうとしたところ、噂通りで路地にまで長い行列ができていたので諦めてしまったが、今回は階段を上がったあたりまでしか行列がなかった。これは丁度いいということで、入ってみることにした。昼間の時間帯は様子からすると学生が多いようだった。階段の途中まで来たところで、女性店員が順番に注文を聞きに来てくれる。そして下まで来ると、鉄格子の向こうに店内が見える。初めてだと狭くて暗いのではないかというイメージだったが、入ってみると店内は秩序だったイメージで安心できる雰囲気だ。順番に席につくので二三人であれば誰かを誘っても問題ない。

注文はすでに済んでいるので、席に着くとタイミングよく牛かつが出てくる。従業員はカウンター向こうで皿盛や調理などを黙々と行っている。

薄く茶色い衣に覆われ、肉の赤身のレアが残っている。薄く香ばしい色の衣はいい感じだ。わさび醤油をメインに食べていった。他のレビュアーも指摘していたが、ポテトサラダは出来合いの味付けで魅力がない。そしてメインの牛かつ。赤みの感じも衣の具合もいいのだが、何か物足りない。今になって考えてみると、むしろこの衣にはソースの方が合っているのかもしれない。わさび醤油も悪くはないのだが、衣の味を引き出す何かが欠けているのだ。

牛かつのスライスがまだ並んでいるので、麦飯を迷わず無料のもう一杯を追加。私の場合は短時間でさっくりと食べ、(もちろん会計をして)お店を後にした。

雰囲気も充分、店員の雰囲気もいい。期待をしすぎたせいか、牛かつも悪くはないが、期待をしていたほどの充実感はなかった。いつも行列が絶えないのでリピーターを呼び寄せる何かがある気はするのだが、残念ながら納得できなかった。次回機会があれば、キャベツ用のソースを思い切って牛かつにかけてしまおうかと考えている。

牛かつ もと村牛料理 / 渋谷駅神泉駅代官山駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0