NAVER記事:奥深いチーズの世界を10種類のチーズで知る

よく立ち寄る書店は料理コーナーが充実していて、ついつい立ち読み。どうしても気になる一冊はまた寄って買って帰る。柴田書店の豪華料理本、それに対抗する旭屋書店。写真を見ているだけで楽しめるし、詳しいレシピでプロの技を知ることができたり、とにかく楽しい本が料理本には多いです。

最近気になっているのは魚のさばき方と出汁のとり方の本でこれを買おうかといつも悩んでいるのですが、近くに置かれていて、今回、何気なく手に取ったのが村瀬美幸・著 『10種でわかる世界のチーズ』(右)。奥深いチーズの世界をどう探ってみたらいいものか、前から考えを巡らせていました。チーズとなると、(パルミジャーノではなく)山羊乳のペコリーノ・ロマーノを冷蔵庫にいつも確保して、ピーラーでサラダやパスタに使ってます。チーズは日本国内だと高級食材。海外じゃもっと安く手に入るという話ですが、なんとも羨ましい。知ってるチーズも、フェタ、チェダー、パルミジャーノ・レッジャーノなど本当に限定されます。

『10種でわかる世界のチーズ』は軽めのソフトな単行本で手ごろな厚さ、本としても魅力ある装丁です。日本経済新聞社の10シリーズの一冊なのですが、このシリーズはどれも評価が高く、『10品でわかる日本料理』、『10種のぶどうでわかるワイン』、『10皿でわかるフランス料理』など、日本料理人、ソムリエ、ミシュランシェフが著者となって、それぞれの深い世界を10のトピックで知ることができる。写真よりも文章を重視しているところも注目です。

ざっと一部を紹介すると……エメンタールの章はトムとジェリーで有名な穴あきチーズの謎を取り上げ、チーズの製造過程で気泡が生じる理由や仕組みが詳しく説明されて、グリュイエールと一緒に使ってチーズフォンデュを作るレシピもあります。シェーブルの章では、ピラミッドのような変わった形の由来、特に後半ではクロタン・ド・シャヴィニョルの熟成度、有名フランス料理人によって開発されたレシピなど。さすがチーズの達人とうならせる話題の数々。さまざまでチーズの百科事典とは違い、読み物として愉しむことができます。

読んでいて思い出したのは、左のシャンシス・ロビンソンの本。ちょっと系統は違うのですが、ロビンソンの本ではソムリエの言葉の表現を初心者ならもっと自分の言葉に直してしまおうというところがあったり、。また左に掲載した表紙にもある絵が挿絵として多数取り込まれているのもいい。趣味関係の本だと、隠れた名書がけっこうあるんですよね。

著者の村瀬美幸は日本を誇るチーズ専門家であり世界的にも有名。数ヶ月前にもテレビに出演していて、たまたま観ていたのですが、フロマージュの世界大会の様子や、チーズレシピを披露する教室での様子が紹介されていました。日本を代表するソムリエの田崎眞也の弟子とのことです。

今回NAVERの記事にしたのは『10種でわかる世界のチーズ』に写真がほとんどないためです。チーズの名前も難しいので覚え切れません。いざチーズ専門店に向かってもどれを選んでいいものかわからない。というわけで、取り上げられた10種類のチーズの画像とtwitterのつぶやき、チーズ紹介サイトからの引用でまとめてみました。

NAVERで「奥深いチーズの世界を10種類のチーズで知る」の記事をアップしてからしばらく忘れていましたが、朝起きて確認してみたらびっくりしました。凄いアクセス数になってました。なんだこれはと調べてみたら、昨日のNAVERのトップ記事になっていたんですね。